靴の生産工程では、靴を温める工程がいくつかあります。
「ホットメルト」では、前回の工程で切り取った生地に糊をつけて、シューズにするための加工を行います。
その後、「アクチュペーター」という機械を使って先心(つま先箇所)を約120度に温めます。
こうすることで、つま先の生地の密着度が増し、きっちり整えることができます。
釣り込み後の工程で、「窯入れ」という工程もあります。
靴が冷えてしまうと、硬くなって成形が難しくなるため、100度に温められた窯の中に靴を入れて温める工程です。
靴はベルトコンベアで窯の中へ連れて行かれ、5分ほど温めらたら、次の工程へ進みます。
このように靴は案外、ホカホカな状態が続きます。ご存知でしたでしょうか。
次回以降も、まだ触れていない制作工程についてご紹介します。
お楽しみに!
▼制作工程
- 生地の裁断・加工
- ホットメルト★本記事
- アクチュペーター★本記事
- トゥーラスター(釣り込み)
- 腹づり
- ヒールラスター
- 窯入れ★本記事
- バウンディング
- バフ
- 圧着
- ヒール打ち(ハイヒールのヒールをつける作業)